私は本来、資金繰表は社長様ご自身でつくるべきものだと思っています。
最初は、紙に手書きで書いてみることをおすすめしたいです。
初めて書く人にはとても抵抗がありますので、家賃や人件費など毎月決まった支払いとなる固定費の部分などはエクセルにあらかじめ入れた状態で出して入れてもらったのを、エクセルでまた打ち変えたりなどしてみます。
そうすると、あ、ここでお金足りなくなるとかそういったことが分かるようになります。
こういったところに浸っている時間が短いと、事業の全体像をつかみ難くなってしまうところがあると私は考えています。
もちろん、資金繰表の作り方は説明します。
考えて作りながら、例えば「あ、手形がここで来るからここに次来るんだな」といったことを考えることで、実際に事業をやっている社長様が実感として掴むことが出来るのではないかと考えます。
ここは社長様ご自身でやってもらわないと意味がないと思います。
もちろん、税理士事務所ですから、ご依頼があれば作ることは可能です。
しかし、それでは意味がないような気がします。
やはり自社の状況は自分で把握しなければいけないと思うのです。